FP3級・FP2級試験は学科と実技に分かれているので、勉強時間が足りなくなりますよね。

もしかすると、こんな悩みを抱えている方がいるのではないでしょうか。

・学科と実技はどちらを重視するべき?・重視する科目はどれくらい勉強すればよい?

お悩みの方のために、FP3級・FP2級試験に一発合格した僕が「どちらを重視するべきか」経験をもとに解説します。

さらに、重視する科目を「どれくらい勉強すればよいか」も解説します。

これらの点が分かれば、闇雲に勉強するより合格しやすくなるはずです。

この記事を読んで勉強のコツをつかんでください。

FP3級・FP2級は学科と実技のどちらを重視するべき?

学科と実技の勉強割合

FP3級・FP2級試験における理想の勉強方法は、学科と実技の両方に力を入れることです

しかし、忙しく過ごしている方が両方に力をいれると、勉強時間が足りなくなってしまいます。

そこで検討したいのが、学科と実技のどちらかに力を入れること。

学科と実技では、どちらを重視するべきなのでしょうか。

僕は学科を重視しました

FP3級・FP2級試験に合格した僕ですが、十分な勉強時間は確保できませんでした。

両試験に費やした勉強時間は、一般的にいわれている平均的な勉強時間より少し短い程度です。

学科と実技において、試験範囲のすべてをカバーできたといえるほど勉強はできませんでした。

僕も学科と実技のどちらかを重視せざるを得ない状況だったのです

僕の選択は、FP3級・FP2級試験とも学科でした。

この選択は間違えていなかったと思っています。

僕が実技より学科を重視した理由

僕が実技より学科を重視した理由は、以下の2点にまとめられます。

学科を重視した2つの理由
  • 実技にも学科に近い問題が出題される
  • 択一式なので計算ミスの恐れがない

学科の勉強は実技対策にもなるので、学科を重視しました。

もちろん、学科の問題にも実技に近い問題は出題されますが、その割合はあまり多くありません。

勉強時間が足りないのであれば、学科を重視する方が効率的といえます。

学科の問題、あるいは実技に出題される学科に近い問題は、択一式あるいは選択式なので計算ミスの恐れがない点も魅力です。

学科の能力を高めることで、実技の得点も安定しやすくなります。

以上の理由から、僕は学科を重点的に勉強しました。

学科と実技の勉強時間の比率

ここで気になるのが、勉強時間の比率あるいは配分ですよね。

僕は、FP3級・FP2級試験とも以下の割合で勉強をしました。

学科・実技の比率
  • 学科:問題集(過去問)4回
  • 実技:問題集(過去問)2回
FP3級とFP2級の合格に費やした勉強時間と勉強スケジュール

実技は学科で身に着けた知識を応用する力が求められる試験なので、学科をしっかり勉強しておけば対応できます。

逆に言うと、学科の知識があやふやだと実技に力を入れても得点は伸びないということ

僕は自分の経験から学科と実技の勉強時間は「2:1」で良いのではないかと思っています。

ただし、FP2級の試験は、実技の比率をもう少し高める方がよいかもしれません。

FP3級と同じく学科をしっかりと勉強してから実技の問題集を2回解きましたが、これで合格できる確信は持てませんでした。

結果的に合格できましたが、あと1回は解いておきたかったと思っています。

FP2級試験における学科と実技の勉強時間の比率は「2:1.5」が理想かもしれません。

学科で何割くらい目指すべき?

学科で目指すべき点数

以上の通り、僕は実技より学科を重視することをお勧めします。

ここで気になるのが、「学科の実力をどこまで引き上げればよいか」です。

この点についても僕なりの見解の述べさせていただきます。

学科は過去問の正答率8割程度を目指したい

学科を一生懸命頑張っても、一定のレベルに達していないと実技の点数を引き上げることはできません。

実技で出題される計算問題以外も、それなりに難しいからです。

僕は自分の経験から、学科の過去問で8割くらいとれるようになれば実技の点数を引き上げられると考えています。

おすすめのテキスト・問題集

FP3級・FP2級の受験勉強で使用して、良かったと思ったテキスト・問題集は以下の記事で紹介しています。

FP3級試験の実技で8割くらいは狙えるようになる

学科の過去問で8割くらい正解できるようになれば、FP3級試験の実技で出題される計算問題以外も8割くらい正解できるはずです。

運が良ければ全問正解まで狙えます(僕は、自己採点で満点でした)。

FP3級試験の実技は計算問題の比率がそれほど高くないので、学科を頑張っておけば合格できる可能性はグッと高まります。

FP2級試験の実技で7割くらいは狙えるようになる

FP2級で出題される計算問題以外も、学科で出題される問題と似ています。

しかし、FP3級試験のようにほぼ同じということはありません。

僕は、テイストがやや異なると感じました。

そのため、学科の過去問で8割くらい正解できるようになっても、FP3級試験と同じように8割を狙うことは難しいかもしれません

僕の経験では、7割くらいは狙えるようになると思います。

FP2級の実技は計算問題の比率が高いので、これだけで合格できる可能性がグッと高まるとはいえません。

しかし、正答率を高めれば、計算問題にかかるウェイトを軽くできます。

FP2級の実技のコツは頻出計算問題を確実に解く

残念ながら、学科を重点的に勉強しても、FP2級に必ず合格できるレベルまでは達しません。

計算問題に慣れておくことも必要です。

FP2級試験における実技のポイントは、以下の1点だと思います。

FP2級実技試験のコツ
  • 頻出計算問題を確実に解けるようになる

ここに計算問題以外の得点をプラスすれば、合格ラインに達するのではないでしょうか。

頻出問題以外は、式を与えられれば解ける、あるいは部分点を狙えるようにしておけばよいと思います

計算問題以外の得点が低いと、頻出問題以外にも正解しなければならなくなるので実技試験の難易度は大きくあがります。

この点から考えても、実技より学科を優先して勉強するべきと考えます。

FP3級・FP2級試験では実技より学科を優先すべき!

僕は以上の考えのもと、学科を重視してFP2級試験に一発合格しました。

結果は出ていますが、絶対的な答えだとは考えていません

実技を重視して合格している方もいると思います。

大切なことは、自分がどう考えて勉強するかだと思います。

僕の経験を参考にしていただければ幸いです。